こんにちは、トモです!
豆乳はどんなイメージですか?健康に良いものだけれど決して美味しくはない!?ですよね。無調整豆乳はとくにまずくてごくごく飲めないとよく聞きます。
カフェでも牛乳を豆乳にかえてもらう人も多いのではないですか?体に良いからという理由だけでなく牛乳が体に合わなくて豆乳にしている方もいるのでは?
私もその一人で、本当はカフェラテの方が美味しいけれど、ソイラテにしています。ソイラテもコーヒーを多めにしてもらったり、ハチミツやシナモンを入れてもらうと美味しくいただけるという感じです。調製豆乳のところもありますが、それでも苦手です。
豆腐はおいしいのに無調整豆乳はどうしてまずいのでしょう?
この記事では、そのまずさの原因と、簡単においしくアレンジした豆乳の紹介、そしてイソフラボンを効果的に摂る方法などをお伝えしていきますので参考にしていただければと思います。
それでは、本題へ行ってみましょう!
Contents
無調整豆乳はどうしてまずい?原因は2つ!
- 原因1:青臭さ
- 原因2:えぐみ
青臭さの原因
大豆に多量に含まれている主成分のリノール酸は大豆のリポキシゲナーゼなどによってn-ヘキサナールに変換され、さらに最終的にアルデヒドデヒドロゲナーゼにより、カプロン酸へと変換します。それが大豆独特の青臭さの原因だそうです。
難しい単語が並んでいますが、つまり豆乳を作る過程で化学反応が起きて最終的に(カプロン酸)不快臭を発生させてしまうということです。
「カプロン酸」はヤギの体臭に似ていて極めて不快な臭いだそうですよ!ヤギの体臭嗅いだことないですけど・・・でも不快な臭いなのは間違いないようです。
ヤギは悪くないです^^;
あの独特な青臭さにはこうした原因があったのですね。
えぐみの原因
大豆サポニンやイソフラボンは配糖体と言われる物質で、これがえぐみの原因と言われています。
大豆を煮るともこもこと灰汁(アク)が出てきます。その灰汁が大豆サポニンです。なので豆乳も煮て灰汁をとればえぐみがなくなります。
しかし、このえぐみの原因である大豆サポニンには抗酸化作用があるので活性酸素を除去し脂肪の酸化を防いでくれます。
そしてアンチエイジングにも効果があると言われています。
えぐみはあっても体に良いのは嬉しいですね。
- 青臭さの原因物質やえぐみの原因物質を持っていない「すずさやか」や「きぬさやか」という大豆があるようです!その大豆から作られた豆乳もあるので興味がある方は調べてみてくださいね!ただちょっと価格が高いです。
豆乳の種類
豆乳の種類は大きく分けると3種類になります。
無調整豆乳
無調整豆乳は水以外のものを加えずに大豆固形分が8%以上のもの、つまり大豆と水のみでできたものです。
大豆を水で浸し煮てふやかした大豆をこして、さらに煮詰めてから搾ります。その過程で青臭さの原因物質のn-ヘキサナールに変換されてしまいます。
えぐみの原因物質の大豆サポニンやイソフラボンと、この青臭さの原因物質のn-ヘキサバールが混ざり、独特のえぐみと青臭さが無調整豆乳の味の特徴です。
栄養は豊富ですが、加熱に弱く分離しやすいところがあります。しかし、調理で熱を通したり味付けをすることで、あの特有の大豆の風味はほどんどなくなります。
調製豆乳
調製豆乳は水以外にも塩や砂糖、香料や油脂などを加え大豆固形成分が6%以上のもの、つまり無調整豆乳に調味料を加えて飲みやすくしたものです。
大豆固形成分が6%でも栄養素がそれなりに摂れると思います。無調整豆乳よりはかなり飲みやすくなっていると思いますが、カロリーはやや高めです。
調理に使う場合、無調整豆乳より熱に強く分離しにくいです。
豆乳飲料
豆乳飲料は水以外にも果汁やコーヒーなどの香料を加え、果汁入りの場合の大豆固形成分は2%以上で果汁なしの場合の大豆固形成分は4%以上のものとなっています。
無調整豆乳に比べたら飲みやすいのかもしれませんが、豆乳飲料の栄養素は無調整豆乳より効果は期待できないと思います。
そして豆乳飲料はとても甘い印象があります。
無調整豆乳を簡単においしくアレンジ!
ホット豆乳アレンジ
チョコレートスティック
無調整豆乳をコップ一杯レンジでチンして「チョコレートスティック」をそのまま温めた豆乳に入れ、スティックについたチョコレートをクルクルと溶かしながら飲みます!
とっても簡単で美味しくてチョコレートの種類もたくさんあります。チョコレートにマシュマロが入っているものもあります。可愛くて気分もあがります☆
ココアマシュマロ
「マシュマロ入りスイスミスココア」おいしいですよー。
熱湯を注ぐだけでも美味しいですが、今回は無調整豆乳をおいしく飲むためなので、コップにココアマシュマロを入れ少しの熱湯で溶かしてから温めた無調整豆乳を注ぐだけです。
こちらもとっても簡単で美味しくいただけます。甘めなので熱湯や豆乳で調整してみてくださいね。
キャラメルソース
無調整豆乳をコップ一杯レンジでチンして「キャラメルソース」を好みの量温めた豆乳に入れてかき混ぜるだけなので簡単ですね。
これだけでも美味しいですが、私はコーヒーに無調整豆乳を入れホイップクリームとキャラメルソースをかけてキャラメルマキアート風にして飲みます。
アイス豆乳アレンジ
練乳
無調整豆乳100mlに水50ml入れて薄め、好みの量の「練乳」を入れるだけです。夏は氷も入れます。水で薄めるのがポイントです!
夏は特に水で薄めると美味しくごくごく飲めますよ。
シンプルだけれど、簡単でとっても美味しいので是非試してみてくださいね。
さらにアレンジしてバニラアイスやチョコアイスなどものせるとまた違った美味しさです。
100%りんごジュース
無調整豆乳と「100%りんごジュース」を1対1で割るだけです。
これ一番簡単ですね!そして美味しいです。腹持ちもよく、朝時間がない時なんて特におすすめです!
青臭さなんてどこへやらです。無調整豆乳が飲めないほど嫌いな方でも美味しく飲めるかもしれません!これは本当に試してほしいです。
シリアル
好みの「シリアル」に無調整豆乳をかけるだけです。
簡単すぎてアレンジどころではなくてすみません。青臭さやえぐみを感じさせないNO1だと思います。
シリアルの存在感が勝ちますね。歯ごたえもあり、シリアルもドライフルーツが入っていたりしたらさらに圧勝ですね。
我が家はシンプルなシリアルが定番です。フレッシュフルーツをのせてメイプルシロップをかけるとさらに美味しいです☆
豆乳のイソフラボンの効果は?
豆乳自体にはイソフラボン以外にも大豆たんぱく質・サポニン・レシチン・オリゴ糖・ビタミンB群・ビタミンEなどが含まれておりそれぞれに健康効果が期待できますよね。
そして、イソフラボンの効果には乳がん予防、更年期障害の予防や緩和、美容効果などとよく言われています。
女性の効果だけが注目されやすいですが、男性にも過剰な男性ホルモンを抑えることで、前立腺がんや脱毛にも効果が期待されていると言われています。
しかし、イソフラボンに関してはイソフラボンの効果のある人と効果のない人に分かれるそうです。イソフラボンを摂っても吸収されないと意味がないのです。
効果のある人
イソフラボンの効果がある人は、体内に入ったイソフラボンを「エクオール」に変換できる人です。
- 女性の場合:「エクオール」は女性ホルモンのエストロゲンに構造が似ているので、体内のエストロゲン受容体と結合することができてはじめて効果を発揮するそうです。
- 男性の場合:「エクオール」は男性ホルモンのジヒドロテストステロンと結合することで、過剰な男性ホルモンを抑えることができ効果を発揮するそうです。
イソフラボンの効果のある人にはこの「エクオール」をつくる「エクオール産生菌」という腸内細菌が腸内にいるのだそうです。
「エクオール」を作れる日本人は約43%で、若い方ですと20%~30%と少なくなると言われています。
これには以下の生活習慣も大きく関わっているようです。
★効果のある人の生活習慣★
- 大豆食品をよく食べる
- 食物繊維をとっている
- 毎日運動をしている
- 睡眠時間が8時間以上
- 煙草をすわない
効果のない人
イソフラボンの効果のない人は体内に入ったイソフラボンを「エクオール」に変換できない人です。
腸内に「エクオール産生菌」がいたとしても菌が元気に活動してくれないと「エクオール」は作れないそうなので、菌はいるけれども生活習慣の乱れが原因の場合もあるかもしれません。
しかし「エクオール」を作れない体質の人は「エクオール」を摂ることで得られます。
あなたは「エクオール」を作れる体質なのか作れない体質なのか知りたいですよね。腸内フローラ検査で知ることができます。
日本人の2人に1人はつくれない美容成分★エクオール、あなたはつくれてる??→私は残念ながら「エクオール」をほとんど作ることができないことが分かりました(T_T)なので5年前から「エクオール」を摂るようになり飲み続けています。
豆乳のイソフラボンの取り過ぎはダメ?
イソフラボンの一日の摂取目安量は、上限値を70~77㎎と定められていて、閉経後の女性はさらに30㎎/日を上乗せして摂取しても良いと設定されています。
引用元:食品安全委員会公式サイト
エクオールに変換できにくい体質の場合はイソフラボンをいくら摂っても吸収されずそのまま排泄されてしまうということなので、普通の食生活では摂りすぎるということはないと思います。「エクオール」のサプリで補わないと間に合わないくらいですね。
食品でのイソフラボンをしっかりエクオールに変換できる方は摂りすぎに注意だと思います。
- ホルモンのバランスの乱れ
- アレルギー症状
- 子宮内膜症
- 下痢
- 太る
適切な量を摂るのはなかなか難しいですが、自分の体や体質を知ることが大切だと思います。
まとめ
今回は「無調整豆乳はどうしてまずいのか?簡単においしくアレンジして解決!」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
無調整豆乳には独特の青臭さやえぐみが原因でまずいけれど、アレンジ次第で美味しくいただくことができます。
青臭さやえぐみの原因物質を持っていない「すずさやか」や「きぬさやか」という大豆から作られた豆乳もあります。
しかし、イソフラボンを摂りたいということが目的で飲んでも体質によってイソフラボンの恩恵を受けることができにくいということがあるので、一度「ソイチェック」で調べてみることをおすすめします。
無調整豆乳のまずい原因や美味しく飲む方法、イソフラボンを効果的に摂る方法など少しでもお役に立てましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
また次回の「トモゴコロ」でお会いしましょう!
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