こんにちは、トモです!
チンチラには回し車は必要なのか?必要ないのか?騒音問題や事故など不安もあるのではないでしょうか?
そんな悩みを抱えているあなたに、この記事ではチンチラの回し車が必要な場合と必要ではない場合について、さらに事故の不安や騒音問題についてもお伝えしたいと思います。
チンチラの回し車が必要かどうかは「へやんぽ」(ケージから出してお部屋でお散歩)が毎日できるかがひとつのポイントです。
ちなみに私は40代の主婦で、チンチラをお迎えして5年目になります。5年前はチンチラの情報が少なく、本も2冊くらいしか出版されていませんでした。
本に書いてあることとは違うことがおきたり、ペットショップの店員さんにも色々な意見があり、さらにチンチラにも個体差があるので、教科書通りにはいかなく試行錯誤して今に至ります。
我が家もそんな時がありました、なのでいま悩んでいる方の少しでもお役にたてればと思います。
それでは、本題へ行ってみましょう!
Contents
回し車が必要ではない場合の4つの理由
- 毎日「へやんぽ」ができる
- 回し車に興味がない
- 回し車が上手に回せない
- チンチラを多頭飼い
毎日「へやんぽ」ができる
回し車が必要ない理由のひとつとして、毎日最低でも30分くらいは「へやんぽ」をさせてストレス発散できることです。
初めてへやんぽする時は、まだ自分の匂いのない世界なので少し緊張し、慣れるまで早い個体もあれば遅い個体もいます。
へやんぽに慣れてくると走り回ったり壁キックをしたり、へやんぽを思いっきり楽しみだします。壁キックはとってもカッコ可愛いですよ!思わず拍手をしたくなります^^
回し車に興味がない
もともと回し車に興味がなく回さないチンチラもなかにはいるようです、そしてチンチラによって向き不向きもありますので、回し車が必要かどうかはすぐに判断しない方が良いと思います。
いずれにしても、チンチラが赤ちゃんや子供のうちは回し車は必要ないと思います。小さいうちは運動不足よりも安全第一でケージ内環境を整えることが重要です。
チンチラが大人に成長してから、様子をみながら慎重に回し車を設置してくださいね!そして、向いていないと思ったり、危険だなと感じたときはすぐに取り外すようにしてください。
そうなったら残念ですが、チンチラの安全のためですからその時はあきらめも必要かなと思います。
回し車が上手に回せない
回し車が大好きなのに上手に回すことができないチンチラもいますので、その場合はしばらく様子をみて心配な場合や危険だなと感じたら設置をあきらめましょう。
回し車の得意不得意がチンチラにもあるなんて意外ですよね。
回し車が上手に回すことができないと事故にもつながります。
チンチラを多頭飼い
基本的にチンチラを多頭飼いすることはおすすめできませんが、多頭飼いする場合は回し車の事故の確立が高くなります。
回し車を回している最中に他のチンチラが回し車とケージの隙間に入り挟まれてけがをしてしまう事故です。
多頭飼いの場合は回し車の設置はしないか、チンチラそれぞれのケージを用意することをおすすめします。
回し車が必要な場合の2つの理由
- 毎日「へやんぽ」ができない
- 回し車が大好きで上手に回せる
毎日「へやんぽ」ができない
毎日「へやんぽ」をしてあげたいと思っていても、なかなか「へやんぽ」の時間が取れない、毎日は無理、でも運動不足を解消させてあげたいなど、色々とあると思います。
我が家も毎日は厳しく、すごく迷いましたが回し車を設置することに決めました。設置して4年くらい経ちますが今のところ事故もなく快適に回し車を回しています。
ただ設置したばかりは心配だったのでしばらく様子をみていました。
回し車が大好きで上手に回せる
回し車が好きなチンチラもいれば全く興味がないチンチラもいます。
回し車が大好きで上手に回し車を回すことができるのであれば、かなりのストレス解消になりますし、飼い主さんにとっても回している姿を見るのは楽しいものですね。
「へやんぽ」が時々しかできなく、回し車が大好きなチンチラちゃんなら回し車を設置してあげて下さい。
設置する場合は下記に記載している回し車での事故を確認してくださいね。
回し車とへやんぽの事故を防ぐには
「回し車」の事故よりも「へやんぽ」の事故が意外と多いので気を付けて下さいね。
「回し車」を設置する前に、「へやんぽ」をする前に、どのような事故があるのか?何に気を付ければよいのか?を知ることがとても大切です。
詳しく書いていきますので是非参考にして下さい。
回し車での事故
- 多頭飼いによる事故
- 固定金具が外れたことによる事故
- 体のサイズに合わない回し車での事故
- 回し車を上手に回せないことによる事故
多頭飼いによる事故
上記でも書きましたが、多頭飼いする場合は回し車の事故が起きやすくなります。
回し車を回している最中に他のチンチラが回し車とケージの隙間に入り、挟まれてけがをしてしまう事故です。
多頭飼いの場合は基本的に回し車は設置しないことです。
固定金具が外れたことによる事故
回し車を回すことでかなりの力が加わるので固定金具が外れてしまうことによる事故があります。固定金具の緩みがないか定期的にチェックすることが必要です。
体のサイズに合わない回し車での事故
小さいサイズの回し車は腰や背中を痛める原因と言われています。
人間も体のサイズに合わない乗り物に乗り続けたら体に負担がかかりますよね。 チンチラの回し車は30㎝以上の物にしましょう。
回し車を上手に回せないことによる事故
回し車は大好きでも上手に回せないチンチラちゃんもいます。足を踏み外してしまう事による事故があります。
残念ですが、回している様子を見て危険だなと感じたら設置をあきらめた方がいいです。
- 多頭飼いはしない
- 固定金具はしっかり取り付けて緩んでいないか定期的にチェックする
- チンチラのサイズに合った回し車が必要
- 回し車を上手に回せない場合は設置をあきらめる
我が家のららちゃんは回し車が大好きでよく回しています、何年も回していますが事故を防ぐための対処をしながら過ごしているので、事故を起こして怪我をしたことは一度もありません。
しかし、チンチラも歳をとりますし、想定外のこともあるかもしれません、それも踏まえて臨機応変に対応したいですね。
「へやんぽ」での事故
- 暗い部屋での事故
- 毒性のある観葉植物や薬品などによる事故
- コード類をかじって感電してしまう事故
- 窓や扉から逃げてしまうことによる事故
暗い部屋での事故
「へやんぽ」している時は目を離さないで一緒に楽しんでくださいね。絶対に部屋を暗くしてチンチラだけの「へやんぽ」はしないで下さい。
夜行性と言われているチンチラでも視野は広いが視力は弱いのです。自然の中の暗闇とは違う真っ暗い部屋への恐怖心からすごいスピードで走り回り、壁や物に激突して脳しんとうを起こし、そのまま天国へという話を聞きました。
毒性のある観葉植物や薬品などによる事故
好奇心が旺盛でなんでもかじってしまうので毒性のある観葉植物や薬品、化粧品は片づけて下さい。直接死に繋がってしまう可能性があるので本当に怖いです。
コード類をかじって感電してしまう事故
コード類も電源が入っているものをかじって感電してしまうことのないようにコードにカバーを付けるなどの工夫をして下さい。
窓や扉から逃げてしまうことによる事故
「へやんぽ」の前に窓を閉め忘れてそのまま外へ逃げてしまったという話も聞きますので気をつけて下さい。
- 部屋を明るくする
- チンチラから目を離さない
- 毒性のある観葉植物や薬品片づける
- コード類はチンチラがかじらない工夫をする
- 窓や扉を閉める
回し車での事故ばかりとは限らず、「へやんぽ」でも事故があるので注意が必要です。なので安全にへやんぽできる環境を整えておきましょう。
回し車のメリットとデメリット
メリット
回し車を回すことで狭いケージ内でもチンチラちゃんのストレス解消になります。
毎日「へやんぽ」できなくても回し車で運動不足もストレスも解消できるので、忙しい飼い主さんの負担が減ります。
チンチラちゃんが回し車を回している姿がとても可愛いので見ていて楽しいです。
おすすめの回し車
おすすめの回し車は、実際に我が家で約2年使っていて事故がおきていないものです。
▼こちらは我が家で実際に使って約2年になるものと同じ製品のメタルサイレント32です。
三晃商会 SANKO メタルサイレント32 ハムスター 回し車 デグー チンチラ 関東当日便
▼メタルサイレント32専用ホイールベルトは足の引っかかりが不安な時に良いと思います。
◇三晃商会 SANKO メタルサイレント32専用 ホイールベルト32
しかし、おすすめの回し車は低い位置にしか設置できないので、単体で飼われている場合にのみおすすめします。
対策として、多頭飼いで使用する場合は、回し車を設置したケージは一匹だけにしておくようにすれば問題ないかと思います。
チンチラの爪は爪切りが必要ないほど伸びることはまれなので爪が引っかかる心配はないと言われています。
チンチラにも個体差があり、チンチラの運動能力の差もありますので、チンチラがしっかりと大人の体に成長し、飼い主さんがチンチラちゃんをよく観察することが大切です。このおすすめする回し車で事故が100%起こらないとは保証はできませんので、自己責任でよろしくお願いいたします。
デメリット
デメリットは2つあります。
- 回し車での事故
- 回し車を回す音
回し車での事故は上記でお伝えした通りです。事故を防ぐための具体的な対策を参考にして下さい。
回し車を回す音は、ケージの種類や設置場所によって変わってくると思います。騒音問題の対策などは下記に記載しておりますので参考にして下さい。
へやんぽのメリットとデメリット
↑へやんぽを楽しんでいるららちゃんです☆
メリット
チンチラはとても好奇心旺盛なので、へやんぽで探求心を満たしてあげることで飼い主さんとのコミュニケーションを深めることができます。
へやんぽでは飼い主さんの足に乗ったり、お腹や背中に乗ったり、壁代わりにキックをしたり、へやんぽを毎日することで確実に懐きますし、飼い主さんを大好きになります。
そんな可愛いチンチラの姿をみて飼い主さんもますます愛情が湧くと思います。
チンチラにとってはおおいにストレス発散になり健康増進にもなります。
デメリット
時間の確保が必要で、最低30分~長くて3時間です。毎日でしたら最低30分で十分だと思いますが、個体差もあるので様子をみて下さい。
一度ケージから出すとケージに戻ることを嫌がります。すんなりケージに戻る日もあれば、なかなか戻ってくれない時もあります。
1メーターくらいのサークルでも三角飛びで簡単に飛び越えてしまうチンチラもいます。サークルは気休めです。目を離さないで下さいね。
回し車の騒音を防ぐには
チンチラは夜行性なので、回し車を回すのはやはり夜が多いと思います。寝静まったころに「ガラガラ」と部屋から部屋へと床を通しても伝わってきます。
マンションやアパートですと、他の住人の方にご迷惑をおかけしてしまいますね。
我が家はマンションなのでやはりご迷惑をおかけしないようにと以下の対策をしました。
まず防音マットは必須です。そして回し車をしっかり固定すること、それ以外のステップや餌箱など置いてあるものもしっかり固定してあることが騒音を防ぐために大切です。
▼この対策だけでもかなりの防音になります。
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個体によっては飼い主さんの日常生活にあわせて昼に活動するチンチラもいると専門家の方にお聞きしました。そんなことあるんだと驚いたことを覚えています。
昼間に回し車を回すチンチラちゃんでもしっかり騒音対策はしたいですね。
回し車を使わない場合に大切なこと
回し車を使わない場合、設置しない場合はチンチラのストレスを発散できるようにケージ内を工夫することをおすすめします。
↑我が家の回し車をまだ設置していないときのケージの中です。
このようにステップ・ロフト・アルミボード・トンネル・ハンモックなど安全な設置位置(ステップとステップの間を離しすぎないようにする)を考えながらケージのレイアウトをしてみてくださいね。
ステップとステップの間を離しすぎると、足を踏み外すことがあります。ケージ内でも事故が起きることがあるので、その点は特に注意してください。
チンチラは上下運動が大好きなのでステップやロフトなどを設置してあげて上下運動ができるように環境を整えてあげるだけでもかなりのストレス解消になると思います。
まとめ
今回は「チンチラの回し車は本当に必要なのか?事故や騒音を防ぐにはどうしたらいいのか?」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
チンチラは環境の変化や運動不足などでストレスをためやすいので、回し車がないときや回し車が合わないとき、回し車に興味をもたないなどのときは、必ず毎日30分くらいは「へやんぽ」をしてあげてくださいね!
そしてケージの環境も整えてあげてください!大人に成長してから回し車を好きになり上手に回せてストレス解消になるといいですね。
回し車に興味がなくても「へやんぽ」でたくさんコミュニケーションをとって飼い主さんを大好きになってくれますから、それも嬉しいですね!
それでは、「回し車」や「へやんぽ」での事故を防ぐことや、おすすめの回し車など少しでもお役に立てましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
また次回の「トモゴコロ」でお会いしましょう!
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